1986FZ750 製作ガイド

エディ・ローソンがデイトナで優勝したAMAスーパーバイク仕様のFZを製作します。

ベースキットは、フジミ製85FZR750です。
タミヤ製OW01のエンジンやエキパイ、ハセガワ製88YZR500のホイールを使うと完成度が高まります。
(OW01等を使う場合、85FZRは不要でしょう。 以下の説明で、<>書きで補足説明します。)

1.フロントフォーク
フロントフォークのトップ部分(図の黄色の部分)は、切り取ります。
フロントフォーク・アウターの上部(図の黄色の部分)は、フェンダーが入るように細くします。
フェンダーは、太いフォークも入るように厚めにしてあるので、外側を削って薄くします。
<OW01のフォークを使う場合は、フェンダの穴を大きくします。キャリパー取り付け部は加工が必要です>
<88YZRのフォークは、少し形状が違いますが、キャリパーを無加工で付けられるようです>

キャリパー、トップブリッジは、特に加工しません。
ハンドルとアンダーブリッジは、ベースキットのパーツを使います。

2.スイングアーム
フレーム組み立て後に付けられるようにピボット部(図の黄色の部分)を切り取ります。


3.フレーム
リアサスが付く部分(図のグレーのパーツ)は、85FZRのパーツを使います。
<OW01をベースキットにする場合は、プラ板等で自作します。幅12.5mm(溝の部分込みだと14.5mm)です。>


4.カウル
フレームの横に張り出したステーが合うように、カウル内側を削ります。
アッパーカウルを薄くする場合、下半分(図の矢印の部分)は、実車も厚いので薄くしません。


5.タンク
タンクキャップは、85FZRの物を半分切って使います。


6.シート
シートは、サイドカバー部分がフレームにパチンとはまり、組み立て後はとれなくなります。
塗装後は一発勝負になるので、仮組のときに何度か確認しておきます。
(フレームは接着しなくてもテープで仮止めした状態で、シートをはめる練習はできます)
シートをはめるときにフレームの塗装が剥げるかもしれません(図の矢印の部分)。
塗装後、マスキングテープ等で保護してからシートを付けるといいかもしれません。


7.塩ビ製パーツ
塩ビ製パーツは、スクリーンとフロントゼッケンです。
ハサミでカットして、サンドペーパー(#400くらい)で整えます。
ハサミでカットしたときに、あまりにも形状がおかしいときはカッターで整えますが、
塩ビ製パーツは加工が難しいのでサンドペーパーで整形したほうが楽で確実です。

8.フロント・ゼッケン
塩ビ製パーツの塗装ですが、サフを吹いて白を塗れば大丈夫だと思います。

9.リア・ゼッケン
厚さ0.5mmのプラ版で、幅26mm/縦21mmに切って作成します。
実車はボルト等で固定してあるので、シートの形状に沿うように曲がっています。
平面のプラ板のままだとゼッケン後部の下の角が張り出してしまうので、
対角線くらいのところ(図の線のところ)で、しならせる程度に山折に曲げます。


10.組み立て
基本的なパーツの加工が終わったら、仮組をします。
スイングアームの角度、カウルの位置、キャスター等をよく見て
全体のバランスがおかしくないかよく確認します。

細かい部分は、ベースキットの説明書をもとに組み立てます。
<85FZRのエキパイ(上の画像)は、集合部がエンジンに近すぎるようで、下がスカスカです>
<OW01のエキパイ(下の完成品画像)のほうが実車に近いようです>