86YZR250 製作ガイド

・準備
 再販版は、タイヤをレジン製としたためベースキットは不要です。
 初版の場合は、T社のTZM250かNSR250のタイヤを使います。
 車軸やパイプ、スタンドは付いていないのでジャンクパーツなどから流用します。
 このページの画像は、初版キットの物なのでパーツ形状が異なるものがあります。

・仮組
仮組をして全体のバランスを確認します。
シートやスイングアームの角度、カウルの高さ、サイレンサーの位置などは特に注意します。


・フレーム
@次の部分に穴を開けます。(画像参照)
 フレーム中央部[2mm],ピボット前部[1.6mm],サブフレーム・サス上部[1.6*3mm楕円]
Aフレームの両サイドにカウル用のステー[長さ3mm]を付けます。
 ※ステーを付けるフレームの溶接跡の位置が間違えています。
  溶接跡の約2mm上にステーを付けます。溶接跡は削り落とします。
Bエンジンを付けます。
Cラジエータは,ステーを自作して付けます。
Dステップ,シフトペダルを付けます。
Eリアサスの取付位置を確認します。接着は,スイングアーム取付後にします。


・カウル
@カウルが歪んでいる場合は,湯煎して補正します。
Aサイドカウルのエアインテーク部に穴を開けます。
Bスクリーンは,接着面として,下側[2mm]を残してカットします。
 アッパーカウルは,スクリーンの接着面の形状に合わせて,薄くします。
Cシートカウルは,前端をフレーム幅に合わせて薄くします。


・フロント足回り
@スポーク,ディスクの向きに注意してください。
Aホイール,ディスクの中央に車軸用の穴[1.8mm]を開けます。
Bハンドル及びトップブリッジは,カウル装着後に接着します。


・リア足回り
@スポークの向きに注意してください。
Aホイール,ディスクの中央に車軸用の穴[1.8mm]を開けます。
Bスィングアーム下部にサス固定用のステーを付けます。前寄りに付けます。
Cスィングアームのピボット部は,フレームの幅に合わせてワッシャ[1.5mm]を入れます。


・完成
@エンジンの形状もそこそこ良く再現されていると思います。
 プラグを付けたり、キャブ周辺に手を加えれば、カウルレスも耐えられると思います。

Aマルボロレッドは、作例ではT社製ブライトレッドで塗っています。
B再販版のデカールは、パソコン印刷なので濃い部分に貼ると透けます。
 透け防止用の白デカールを先に貼ってからカラーデカールを貼ります。


平選手の86サンマリノGPのYZR250は、作る価値のある1台です。
ラヴァド選手の世界タイトル獲得車、片山選手の国内タイトル獲得車を
再現するのも良いでしょう。