ホンダ コレクション・ホール 走行確認テスト

ホンダ走行確認テストに行ってきたのでレポートします。
 開催日時:2018/9/27(金)10:30-15:00 (予定9/26が雨天のため9/27に延期)
 場所:ツインリンクもてぎ Aコース
 料金:無料 (入場料1,000円、駐車料金4輪1,000円、2輪500円は必要)
 アクセス:
  東北自動車道>北関東自動車道 真岡ICから50分
  常磐自動車道 水戸北スマートICから30分


天気は良すぎるほどで、日焼け止めを持っていくのを忘れて失敗しました。
現地に到着して、Aコースのすぐ脇に駐車しました。
事務局のようなテントがあり、立ち寄ると当日のスケジュールが置いてありました。
2輪は午前、4輪は午後のようです。

見学は、コースの策の外からになります。少し高台になっていて全体が見渡せます。
NSのカウルが見えます。ワクワクしてきました。
※写真はスマホの望遠で撮ったのでピンボケが多くてすみません。


RC149 1966年 5気筒125cc
開始時間になり、RC149が現れました。
整備士2人が何やら調整した後、スターターを使ってエンジンを始動。
バババババッ!と、けたたましい音が響きます。125ccとは思えません。

ライダーの宮城さんが登場。何とか走り出すもすぐにエンジンがストール。

再度、スタータで起動。何とか走り出しました。

けたたましい音ですが、エンジンは良く回っていていい音です。
コーナーリングは、寝かせられない、でも回転数は落とせない、、、と地獄です。
宮城さん、よくコントロールしてるなあ、と感心しました。
走行確認は、左回りで2-3周、右回りで2-3周して終わりです。

RC164 1963年 250cc
前車と同様、エンジンの始動直後は不安定な感じです。
しかし、走り始めるとエンジンは良くふけていて、きちんと加速していました。
これも、けたたましい音で、茂木の山に音が反射して山びことなって音が追いかけます。

RC174 1966年 300cc
エンジン音は良い感じでしたが、1周したところでピットインしてしいました。
後の宮城さんの解説によると、駆動系に問題があったそうです。
大きな故障につながりかねないので走行を断念したそうです。
そういうところまで見極めながら走ってるのか、と感心しました。

RC181 1967年 500cc
これは、1周もせずに断念していました。エンジンの不調によるものだそうです。
ここで宮城さんの解説が入りました。
宮城さんは、話も上手でマシンの状態が良く伝わってきました。
加えて、メカニックやマシンそのものに敬意を表していてとても好感が持てました。

NS500 1984年 500cc
NS500が今回の私の主目的です。2st500ccの音を生で聞いたことがなかったので、これを聞きに来ました。
エンジンがかかりましたが、前の旧車の音と違い、とても静かで少し拍子抜けです。
そして、2周ほどしたのですが加速してる感じがなく、そのままピットイン。
まさかNSもダメなのかと思っていると、宮城さんが「1気筒動いていないのでプラグを換えてみる」とのこと。
再度、走り出すと今度はきちんと加速しています。
パアァーアァンッ!とふけきっていて、すごくいい音です。感動しました。
それと、やはり宮城さんには2st500が合っています。宮城さん自身も乗っていて楽しそう。


RCB1000 1976年 1000cc
CBも楽しみにしていた1台ですが、エンジン音は聞こえず。
「調子が悪いのでカウルを外して整備をして、直れば午後の最後に走行する」とのこと。
午後、エンジンがかかったところまでいましたが、完調ではなかったようなので走行は見ませんでした。

RC211V 2002年 999cc
この年代になるとエンジンもスムーズに始動して普通に走ります。
4st1000cc世界最速のエンジン音が響きます。
バンク角も今までより、グッと寝かして走っていきます。

RS125RW 2003年 125cc
これも調子良さそうです。バブバブと良い音をさせて走っていました。

RS250RW 2004年 250cc
やはり2stのほうが音は好きです。
シフトアップ直前のふけ切った感じが特にいい。

ピットウォーク
12時-13時の休憩中は、コースを開放してピットウォーク状態にしてくれます。
マシンも出してくれたので目前で見られます。

まあでも、コレクションホールに行けばいつでも見られますね。
なので、下のCBやRS125のようにストリップ状態のほうが気になります。これを前に出してほしい。


コレクションホール
「日本人ライダーの軌跡」と題して特別展をしていました。

普段見慣れないマシンがあったので撮ってきました。ホンダさん、いっぱい持ってますね。


特別展のおかげで常設展示のマシンの位置が変わっていました。最後の1枚は”あのマシン”のシートの裏側です。

午後のデモ走行
バイクの情報ではないですが、F1も撮ったのでオマケで記載しておきます。
RA272は、1960年代のマシンなのでやはり爆音です。荒々しくていい音でした。
100Tは、ターボ車らしい音でした。
MP4/6のV型12気筒は素晴らしい音ですね。今まで聞いたレーシングマシンの中で最も美しい音でした。


と言うことで、貴重なマシンの走行シーンを生で見ることができてとても満足しました。
特にNS500の雄姿が見られて良かったです。次回は、NSRが見たい。
それと、動態保存というのが非常に難しいということがわかりました。
ホンダの技術者に感服します。宮城さんにも感謝です。